青春18きっぷで山陽一人旅に出たって話。(二日目前半・広島市→尾道)
一人旅の朝は早い(AM05:00)
早朝チェックアウトで誰もいない町を散策するのテンション上がりませんか?
涼しい風を全身に浴びながら徘徊するのも乙なモノです。
ホント人に都合を合わせなくてもいいってところが一人旅の醍醐味だと思うんすよね。
ぼっち旅は最高。
泊まったゲストハウスが平和記念公園のすぐそばだったので、昨日暗くて立ち寄れなかった場所に向かい、供養塔にも手を合わせてきました。
供養塔の前の碑から、犠牲になった方々が多すぎることを再認識し、
胸が苦しいです。
公園を散策していると、朝焼けが。
幻想的な空を見て、
昔の人たちもこのように綺麗な空を眺めていたのだろうかと考えていました。
空の色だけは、恒久的に変わってほしくないですね。
初めての原爆関連施設訪問でしたが、本当に貴重な経験だったと感じます。
もう少し大人になってからまた訪れますね。お世話になりました。
尾道へ
平和記念公園に別れを告げた後、路線バスで広島駅に移動、
駅そばを頂いてから電車に乗り込みました。
尾道へ向かいます。
実は最初尾道行く気なかったんすよ。
昨日から「これ山陽いったし山陰から帰ってこれば中国制覇できるんじゃね?」
「じゃあ出雲大社行きてぇ!広島と島根近いからイケるやろ!」
って考えてたんすよ。昨日夜ベットの中で調べるじゃないですか。
05:50広島発~出雲市着15:40
は?????????????????????????
所要時間:9時間50分
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新大阪から広島でさえ7時間掛からんが?
新幹線でさえ4時間の時点で察せよっていう。
金沢から東京まで行けるやんその新幹線。
ってことで山陰ルートは諦め、山陽を満喫することにしました!
猫と海のある風景が好きだったのでまず尾道へ(安直)
そんでも尾道まで二時間近くかかるのね。
昨日からあんま電車での時間が気になっていなかったんすけど、
数字にしてみたらだいぶ長い時間よね……
まあ昨日の移動だけで「死神の浮力」読み切ってますからね。減り具合が凄い。
本当に昨日ジュンク堂で「塗仏の宴」買っといてよかった……
そういうわけで学校に通う高校生に紛れて電車に揺られてたんですけど、
まあ、塗仏が面白い。
シリーズ最大級のクソデカスケールに加え伝奇的な雰囲気、誰が敵で誰が味方かもわからない。
特に物語の序盤、電車の中でのシーンがあるんですが電車の中で読んでいるだけあって
凄い頭の中にありありと情景が描けました。
こんだけの文量書いて読ませに来る京極先生の手腕は素晴らしい。
一つの本を集中して読めるのも電車旅の醍醐味ですよね!
スマホの充電器忘れてあんまりいじれなかったのもある。
貪り読んでると尾道に到着。
港町やなぁ~
僕一番驚いたのが、一緒に降りた学生がフェリーで学校向かってたことですね。
船で登校ってマジか!?って思ってました。
日本海の山の民には信じられん……
海沿いを少し歩いた後、尾道の代名詞でもある坂道へ。
想像より急ですねぇ……
以前敢行した朝七時伏見稲荷登山に比べればマシなんかな?
ヒイヒイ言って登ってたら、近所のおばちゃんに
「若いっていいねぇ~」
と言われ、何とも言えない気持ちに。
嬉しいし気さくに話しかけてくださってありがたかったのですが、
なかなかどうしてその若いあんちゃんは体力がない。
目の前でヒイヒイ言ってますぜ、その男。
「炎々でやってた虎ひしぎって坂道楽になるんやったっけか?」
とかいろいろ模索して坂を上っていくと展望台へ。
※工事中である。
あのさぁ……
この時期に観光する奴に人権はないんか?(ありません)
厳島の鳥居といいやっぱこの観光客少ない時期に直しとけって試みですかね?
ホントに現地の方々も観光客少なくて苦労してるんやなぁと。
またみんなで大手を振って出かけられる時代になったらいいですね!
仕方がないので高いとこから見えた景色をパチリ。
君らよく茂りすぎって言われんか?
前が見えねぇ。
その後も、僕は煙と同じく高いところが好きなのでさらに上へ。
そしてモノレール乗り場を見つけ、上に登ろうとしたんですよ。
工事中……なんですよね。
ハァ……
仕方がないので近くにあった千光寺に行くことに。
結構急な場所よねここ……
本殿での写真は撮り忘れたので近場の画像で勘弁。
千光寺に参拝したのち、帰ろうとすると面白そうな場所があるではありませんか。
鎖修行……面白そうやん!
となったので奉納し、すぐさま鎖修行へ。
写真にも写っている鎖のわっかに足かけて登っていくんですけど、
これが割と怖い。
足をかけた鎖が揺れる揺れる。
これワンチャン死ぬんじゃね?
と思いながら見よう見まねの三点確保で進んでいく。
リュック背負ってくる場所じゃねえな。これ。
運動不足で死に死にになって本尊へ到達。
いい景色。
刺激的な経験もできて奉納料百円の価値はあった!
降りは別ルートで作ってあったんでヨシ!
予想外の体験ができ、満足して山を下りることにしたのでした!
少し降りたところで老夫婦の方に出会い、
「千光寺はもっと上ですか?」
と聞かれたので、
「もう少しです!頑張ってください!」
と言葉を交わしあいました。
やっぱみんなヒイヒイで上っているんですね。
運動不足でもどうにかなる若さって素晴らしい!
と、夫婦の前途を祈り、自らの若さに感謝しつつ駅に向かったのでした。
最後に、出会った猫の写真をあげておきます。
みんな可愛い。
あんま写真撮れなかったんですけど、五、六匹ぐらいと遭遇した気がします。
伏見稲荷ほどではないですけど、結構人に慣れてる感じがしましたね。
旅についてのルポは、次の鞆の浦、倉敷、明石海峡大橋で終わりになると思います。
もうしばらくお付き合いください。
それでは。